最近の新聞報道(2022/2月上旬)

「塾長ブログ」新コーナーを新設します。
毎日の日経新聞から、特に目に留まった記事を皆さんと共有したいと思います。
グローバルなビジネスパーソンとして関心を持つべきと思う記事を厳選して記事内容を簡単にまとめますので是非ご覧ください。
グローカリスト維新塾の活動活性化の目玉の一つとして、半月に1度程度の頻度で更新していきます。
是非お愉しみいただければ、と思います。

第1回目は2月上旬バージョンです。

 

報道タイトル 2/1 夕 【特集】DXで金融サービス変革
概要

「だれ一人取り残さない、人にやさしいデジタル化を」——。
2021年9月に発足したデジタル庁のミッションに添い、金融界も動き出している。
同業他社との連携に加え、自身のデジタル事業強化にも取り組む。
 三菱UFJ銀行は21年12月から資産運用プラットフォーム「マネーキャンパス」を開始。
株式や投信、保険、クラウドファンディングなどの商品をネットで取引できるサービスだ。
大和証券グループ本社、東京海上日動火災保険などグループを超えた金融機関も参画する。
同月にはリクルートと組んだキャッシュレス決済サービス「COIN+」も開始。デジタル顧客基盤の広がりにもつながりそうだ。。
 一方三井住友フィナンシャルグループは「社長製造業」で攻める。
若手・中堅社員による現場起点のアイディアを活かし、IT系の社内ベンチャーを立ち上げる取り組みだ。
創業した企業は、企業のデジタル化支援やデジタル広告など、すでに10社を数える。
中でも契約手続きのデジタル化事業はコロナ禍を追い風に急成長をみせる。
 非金融もデジタル化の動きを支援する。
アマゾン・ウェッブ・サービスは昨年、新たな金融ビジネス戦略[Vision2025」を開始した。
内容はデータを活用した新たな価値の創造や、顧客との接点をデジタル主体にすること、
必要なレジリエンス(強靭性)の支援などで、金融機関にビジネスを変革するための提案。

みずほの動き
 ラインとの共同出資の銀行 (2022年度予定)
 ソフトバンクと共同の個人向け融資 「J.Score(ジェイスコア)」

 気候変動やパンデミックといった世界的な課題の解決に金融はどう貢献できるのか。ESG債の投資などを含めこの分野でのフィンテックの役割も進んできた。
 米スタートアップのカルティボは環境保護を目的とした投資商品を開発している。人工知能(AI)や衛星のデータなどを活用し分析、環境と経済利益の両立を目指すことのできる土地開発や土地の再生プロジェクトを選定する。
 日本マイクロソフトはフィンテックのスタートアップ約20社と協業。金融機関向けのDX関連のシステム構築を推進していく。
 産業振興、エコツーリズムなどから収益を上げるプロジェクトに仕立て上げる。企業にとっては、環境に貢献するだけでなく、収益性も備えた投資ともなる。実際にメキシコでも土地改良事業などで成果を上げている。
 4月には東京証券取引所が市場区分を再編する。企業は気候変動対策などサステナビリティ(持続可能性)関連情報の海維持強化を求められ、非財務情報の開示が重要となってくる。こうした取り組みをコストと考えるのだけではなく、将来の収益源とするための動きは一段と加速しそうだ。

インプリケーション メガバンクを中心に金融業界もデジタル化の世の中の流れにそったうごきが出そろってきましたね。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集】 市場の不透明感 大手証券に影、
概要

野村ホールディングス 2021年4月から12月連結決算 純利益 64%減 1120億円
三菱UFJ証券 同期間純利益  69% 減益 791億円
SMBC日興証券 同期間純利益 14% 減益 478億円
みすほ証券 同期間純利益 14% 減益 525億円
大和証券G 同期間純利益 33%増 769億円

【野村】
主な減益要因は米国で、債券の売買が低調だったことだ。
FRBの金融緩和縮小の見通しを警戒し、投資家の取引が停滞した。市場部門は 13%の減収 だった。
 金利が上昇しやすい地合いにあり、ウクライナ情勢という地政学リスクもあり「楽観できる状況ではない」(北村財務統括責任者)

【みずほ】(財務・主計グループ長若林 豊氏)
欧州はインフレ懸念、アジアは不動産市場のクレジット不安からそれぞれ債券取引が低迷した。
顧客は新たな買い入れを控えている。投資信託では一部で解約売りも出てきた。

【SMBC日興証券】
欧米の金融政策の見直しやインフレ対策といった不確実性の高まりでトレーディング環境の厳しさは増した
(緒方裕執行役員)
市場部門は1月も厳しい状況が続いている(吉良常務執行役員)

【大和証券】
市場部門の債券取引は低調だったが、個人部門と投資銀行部門が補った(佐藤最高財務責任者)

インプリケーション 市場環境は今・来年度をとおして不透明・不安定と覚悟すべきでしょう

 

報道タイトル 2/1 夕 【特集】 勝ち続けるために  剣道家 宮崎 正裕さん 「初段の試験   4回落ちる 癖見抜き、守リに活路」
概要

 小学校1年で剣道を始めたが、まじめに取り組んだとは言えなかった。中学でも鳴かず飛ばず。将来、稀代の剣士になるとは誰も想像しなかった。
 父親は子どもの頃剣道をやりたかったのにできなかったので、私にやってほしいのだろうと子供ながらに感じてました。母親もわんぱくだった私に、何か夢中になるものを見つけてほしいと考えていたようです。
 でも、週3回のけいこをさぼることは度々。地元の中学に入りましたが、熱心だった顧問の先生が入れ違いで転出してしまいました。初段の試験も中学2年で合格するまで4回落ちました。しけんの受け方をよくわかっていなかったからですが、試合では勝った相手が先に合格したときは惨めな気持ちになりました。
 中学の公式戦では大した成績は残せませんでした。それでも道場が主催する大会ではそこそこの成績を上げることができ、東海大相模高校から入学しないかと声をかけてもらいました。
 一般入試で入った部員を除けば実績は一番下でした。最初のころは遠慮して座る順番もなんとなく下座の方でした。いわば末席からのスタートです。でも、稽古を見ると実力差はそれほどないという自負はありました。実際、関東大会に1年生ながらメンバーに選ばれました。3年では大将を務めた団体戦と個人戦の両方でインターハイ出場を果たしました。
 中学までひたすら勝ちにいく剣道でした。高校では実績がない分部内でどうアピールするかを考えました。剣道では見取り稽古というものがあります。直接教わるのではなく、強い人の動きや技を見て手本にしたり癖を見抜いたりすることです。この頃からライバルの得意技や弱点をいつも探ってました。
 この先輩は面を打つ前に頭が少し下がるとか、をメン打った後はかならずコテを狙うとか癖が見えてきました。それを頭に入れた上でその先輩と稽古すると一本が決まったりしました。向こうはまぐれだと思っていますが、私は狙って取ったので自信となり、剣道に取り組む面白さも強まりました。その後、警察に入ってからは相手を徹底的に研究しました。守りを固める独自の剣風も高校時代に自らたどり着いた。
 レギュラーになるにはさらに何が必要だろう。そう考えたときに一本取ることができないならば「とにかく打たせない。守りにてっすると負けない」というのが持論となりました。誰かが教えてくれたわけではありません。強くない自分は自然とそうするしかなかったのです。

  最初はただよけるだけ。みっともないよけ方もしました。剣道の形は悪かったと思います。それでも顧問の先生は私にはあまり声をかけてくれません。入学を勧められた時も「いいものがあるから」と言われただけでしたが、入学後はられも、ほめられもしませんでした。
 2年生のとき代わった顧問も同じでした。でも、卒業時に「変に指導するとおかしくなると思った」と教えてくれました。私の個性を見抜いてくれていたんだと2人の恩師に感謝してます。振り返ると高校時代は肉体的に稽古が一番厳しかったですが、その後の飛躍の土台になったのは間違いありません。
 守りに関しては、最終的によけてから打ちに転じるところまで完成度を上げました。そこに至るまでには何十年とかかりました。勝つためには守りが重要です。攻撃的で強い人がいますが試合で勝つ人に共通しているのは「打たせない」ことです。指導に出向くと私はかならず守りの練習をしますが珍しがられます。

インプリケーション 道を究める人には共通した特徴があるように思います。自分で自身のスタイルを確立する・できるという特徴です。

 

報道タイトル 2/2 朝 【報道】デジタル通貨 旧リブラ  「中銀包囲網 メタ追い込む」
概要  米メタ(旧フェイスブック)が主導したデジタル通貨「ディエム(旧リブラ)」が発行の断念に追い込まれた。SNS(交流サイト)の利用者に利便性が高いサービスを提供する計画だったが、通貨秩序への挑戦と捉えた各国政府・中央銀行が包囲網を形成。計画延期を繰り返していた。今後は中銀デジタル通貨(CBDC)の開発が加速しそうだ。
 経済がでじたるかしているのに「お金」のデジタル化は非常に遅れている。貿易金融などで顕著な紙でのやり取りがいまだに残っているほか、世界の金融機関が参加する国際決済ネットワークであるSWIFTは米ドルと密接に結びつき、高コストな金融システムを温存してきた。リブラはこうした問題にメスを入れたといえる。
インプリケーション デジタル通貨は中銀発行の通貨に集約される動きに収斂しそうですね。

 

報道タイトル 2/2 朝 【報道】 インドがデジタル通貨 インド中銀 2022年発行
概要  インド準備銀行が2022年度にデジタル通貨を発行すると発表した。
 「デジタルルピ」の発行や流通をめぐる具体的な手法は明らかにしなかったがブロックチェーン(分散型台帳)のような最新技術を組み合わせて検討すると指摘した。
 シタラマン氏(財務省)は「中銀が経済のデジタル化を推し進め効率的で安価な通貨管理のシステムに繋げる」とねらいを説明した。
インプリケーション 中銀による発行の先行例です。この流れはとまりそうもありませんね。

 

報道タイトル 2/2 朝 【けいざいじん】みずほFG社長 木原正裕氏 「今は正念場」行動促す
概要 「みずほにとって今は正念場です。内向きの論理ではなく、立場や制約乗り越え、お客様のために何ができるか考えて行動に移す。一致団結し、未来に向けて共に歩みましょう。」
 2014年にリスクガバナンス向上に向けたチームの責任者に抜擢され戦略とリスク、収益を一体管理する経営の枠組み「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)]を構築した。米州駐在中、米銀ですでに導入が進んでいた手法を取り入れるべく、人脈と経験をフル活用した。当時の幹部は「リスク管理には経営視点が必須。FGの経営人材として育成する目的もあった。」と振り返る。
 「人の意見を聞くことに努めているのが自分の特徴だ」。頻発する障害で社員の心がすさむ中、4~5人の車座会合を50回以上重ねた。「現場経験がないことを追い目に感じている」(みずほ幹部)と言い、日が当たりにくい部署の社員にも丁寧に耳を傾ける姿勢が上下左右からの信頼につながっている。
 「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」——。金融庁がこう断じたみずほの企業風土を変えるのは容易ではない。指名委員会が「まさにこのタイミングで社長を託すのにふさわしい」と、一世代若い木原氏を推したのは、人を巻き込む明るさと「言うべきことを言える姿勢」(元部下)を兼ね備えているからだ。
 「マネジメントの父」ピーター・ドラッガーの名言「Culture  eats strategy for breakfast(企業文化は戦略に勝るほど重要だ)が信条だ。みずほ銀行発足から4月で丸20年。次世代のトップが攻守両にらみの改革に挑む。
インプリケーション 木原社長は、実は、小職がみずほ統合直後に所属したシンジケーション部企画チーム次長時代の部下なのでした。
その後、経営者として大きく成長したようです。当時から優秀な頼りがいのある部下でした。
みずほの文化社風を変えてもらいたいものです。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集】 就活のリアル」 若手社員の学力低下   AO入試と相関関係? 
概要

 前回、企業の「学歴選抜」の仕組みを書いた。就活ナビサイトに登録された数万人の学生から3000人程度に絞って面接に呼び込むために、大学受験における偏差値ランクが使われているという実態だ。
 企業側としては、高偏差値校に入るには①知力②要領の良さ③継続学習力のどれかが必要で、それらは企業内で業績を上げる力にある程度通じるから、との理由だ。
 ただ一時期、AO入試のはしりのころ、この選抜軸が全く役に立たないというカオスが起きて、企業はおおいに悩んだ。私はその様を「学歴の耐えられない軽さ」という本にした。もう12年も前のことだ。
 当時は高校の学業成績など無関係に、一芸や論文、プレゼンテーションだけでAO合格できる偏差値ランクの上位校が少なからずあった。
 結果、大学ランクで選抜したうえに面接で人物面をチェックする従来方式で採用した新人たちが、使いものにならないという事態が起きた。
 同著で書いた事例を挙げておこう。
 「宮城県と宮崎県がわからない新人」 「添加物の『塩化ナトリウム』という表示を見て『えたいのしれない薬品が入っている』という内定者」「新人にランチの支払いで割り勘をたのんだら電卓がないので無理と断られた上司」
 笑い話で済めばいいが「好きなことは熱中してやるが、そのほ。かのことはやらない」「すぐ音を上げる」など業務遂行面でも多々問題が起きた。
 企業は面接で大学への進学ルートがAOか否か尋ねるようになったが、「AOというと落ちる」という話がすぐに広まり、この対策も意味をなさなくなる。
 そうして2010年前後には、企業側が大学ランクを信用しないという時代になった。ただ、学歴選抜がなくなったわけではない。逆により深くなった。企業側は何と、出身高校まで聞くようになったのだ。

  一方の大学側も学力基準無くAOで入学した学生たちに手を焼いていた。とりわけ上位校では、高校レベルの数学や常識的な歴史・社会をベースとした授業で、AO入学者がついていけず難渋する事例が相次いだ。
 こうした状況を国側も危惧し、大学のAO入試に高校時代の成績評価を基準に盛り込むような方針が示される。これを受けたAO入試改革以降の大学入学者が就活する時期となってから、企業は漸く旧来の「学歴プラス面接」という手法につ回帰できることになった。「ゆとり教育で最近の若手は学力が低下した」と言われるが、その批判は正しいとは言えない。ゆとり教育は02年に始まり、当時の中学1年生が就職時期を迎えたのは11年。「最近の学力低下」はその遥か以前に始まっている。やはりAO入試が主因と言えるだろう。     海老原 嗣生(雇用ジャーナリスト)

インプリケーション AOで大学に入った人と知りあったことはありせんでしたが、AO入試制度が議論されていたことは素晴らしい制度ができたものだと感心していました。しかし、本記事を読むと、あまりの悲惨な実態に目を覆いたくなります。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「くらしナビ」】 プロムナード 「声かけられ体質」 内田春菊
概要 私は、知らない人にとてもよく声をかけられる。気づいたのだいぶ前。なぜか私以外のひとはそれほど声かけられていないみたい。声の主の依頼内容はそれぞれだが、むかしはナンパと勧誘が多くてイヤだった。
 人は道を聞きたいとき、こわそうな人や不機嫌な人は避けるものだ。私は上機嫌そうに見えるのかもしれない。いいことなのだと思いたい。
  ついこないだのこと。普段あまり行けない方のスーパーに久し振りに寄れた。野菜の品揃えがすばらしいところで、うれしくていっぱい買った。
 帰り道、私の前に自転車に乗った女性が現れ、自転車を止めて私を見ている。そこは最近工事が終わって道路の様子が変わってしまった場所。
「スーパー●●をさがしているんですけど」
 私は、今来た道を丁寧に教えた。もちろん、私がさっきまでいたスーパーのことなのだ。
 ああ、楽しい買い物と善行をしたわ。満足感とともに再び家路についた私。しばらく歩いたところで、たくさん買ったのでエコバッグにはいらなった長ネギと小ネギをリュックにぶっ刺したことを思い出した。
 狐マークのリュックにすっくと2種のネギ そりゃ道だって聞かれますわな
インプリケーション 楽し気で、愉快なエッセイですね。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「育む」】 妬みの感情 成長につなげる  学習院大学準教授 澤田匡人さん
概要  様々な調査や脳画像をもちいた実験などから、妬みの感情は痛みの一種であることがわかっている。だいじなのはまず、「そうなんだね」と子供の痛みを痛みとしてうけとめることだ。否定してしまうと、本人にとって深刻な悩みであってもそれ以上話を聞けなくなる。子供が感情をうまくことばで表現できないなら「羨ましいんだね」などと言語化する手伝いをしてあげたい。親ができるのは対話をとおし、何が羨ましいか「妬みの解像度」を上げる手伝いをすることだ。
 自分でもよくわからない衝動にまかせて「破壊的関与」ばかりを選ばないよう、シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ感情)などの感情とうまくつき合う方法を子供の頃から意識させたい。
インプリケーション 感情心理学の進歩はすごいものがありそうですね。科学的アプローチ主導の世界になりそうですね。

 

報道タイトル 2/2 朝  【特集「セブン流再生、不発」】 そごう・西部を売却へ  「百貨店業界、淘汰の予兆」
概要  百貨店の競争は、店舗が立地する地域で最も売上が高く、ブランド商品を揃える「地域1番店」をどれだけ運営できるかが勝負だ。流れに「待った」をかけたのがセブン&アイだった。倒産したそごうと経営再建中の西武百貨店を統合したミレニアムリテイリングを買収したのが2006年。主導した鈴木会長(当時)には自信があった。「社会階層によって消費がことなる米国などと違い、日本では一人の顧客が必要に応じて百貨店、専門店、スーパー、コンビニなどを使い分ける。世界で最も対応が難しい日本の顧客ニーズに応えるには、流通の各業態が複合的に結び付き、情報を共有し、グループとしてシナジーを出していく必要がある」というのが鈴木氏の持論だった。
【シナジー生めず」
セブン&アイがそごう・西武を買収してから13年余り。結果的にデジタル化とデフレ化で消費者の選別が厳しくなり、統合によるシナジー効果は生まれなかった。百貨店のような「こだわり」消費と、低価格志向に二極化。百貨店は市場縮小が加速し、PB戦略や顧客情報の一元化、グループ店舗の出店などでは、そごう・西武を再生できなかった。
 鈴木氏は実在店舗とネットを一体化する「オムニチャネル構想」を掲げ、そごう・西武を集客の目玉に位置付けようとした。しかし鈴木氏は2016年に退任。その構想もとん挫した。
 百貨店は世界的に市場が縮小し、再編・淘汰が進んできた。「量販型の百貨店は厳しく、世界的に生き残るのは所得層の高い顧客に特化した企業だけ」という指摘もある。日本も同じ流れにあるだろう。
 そごう・西武の売却は、統廃合がさらに進む厳しい百貨店の未来を予兆しているようだ。
インプリケーション 百貨店の将来は暗いですね。 本格的な百貨店「冬の時代の到来」のようです。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「上場後のリアル」】 多角化難航で祖業回帰 クラウドワークス
概要  クラウドソーシング大手のクラウドワークス(2011年創業。運営サイト「クラウドワ-クス」で、フリーランスなどの個人を企業に仲介する事業が主力。登録者は470万人。登録企業は76万社。14年に東証マザーズ上場。)が持続成長に向けた体制構築を急ぐ。上場後に参入を試みた金融事業などはいずれも難航。当面は祖業の人材仲介に経営資源を集中する方針だ。
インプリケーション 多角化というのは経営者にとって魅力的だが、危ない橋のようだ。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「大機小機」】 一億層貧困化に歯止めを
概要  数ねん前、一億総活躍が政権の目玉として脚光を浴びた。少子高齢化に伴う人口減少社会にあって老若男女のだれもが活躍できる社会の実現を目指すという触れ込みだった。
 現実は厳しい。GDP600兆円への道のりは遠く、世界に占める日本のGDPシェアは30年前の18%から6%に低下。一人当たりGDPは直近で世界24位まで後退し、アジアでもシンガポールや香港の後じんを拝している。OECDによれば、平均賃金は30年にわたり低迷し、先進国で最低レベルとされる。一億総活躍どころか一億総貧困化だ。
 重要なのは一般国民の精神構造かもしれない。典型例が「お客様は神様」「おもてなし」の精神ではないか。過剰奉仕で身をすり減らしているのが実態だろう。
 一億層貧困化に歯止めがかけられるのか、新しい資本主義が問われている。
インプリケーション 日本人は本当に変わる必要がありそうですね。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「College edge」】 「工学女子」女子大も
概要

奈良女子大—技術者リーダーに; お茶の水女子大—文理系超えコラボ

 女子大学に相次ぎ工学部が誕生する。奈良女子大は4月に新入生を迎え、お茶の水女子大は2024年春の共創工学部(仮称)設置を準備中。リケジョ(理系女子)の存在感は年々高まるものの、工学部の女性比率は理学部や農学部と比べて低い。女子大の工学部が「工学女子」を増やせば、将来、企業で活躍する女性エンジニアの層に厚みをもたらしそうだ。

インプリケーション 女性活躍の場が増えることにつながりそうだ。歓迎しよう!

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集「UPDATE 知の現場」(東京海洋大 海洋資源環境学部)】 「開発と保全の両立探る」
概要  日本を囲む海は、水産物だけでなく、再生可能エネルギーや鉱物が眠る宝庫だ。東京海洋大学が2017年に設置した海洋資源環境学部は、海低資源の採掘や発電施設建設といった資源の開発・利用と自然環境の保全・修復の両立をテーマに掲げる。再生可能エネルギーとして注目されるのが洋上風力発電。風車の土台を固定する着床式の場合は、海底に杭を打ち込む必要がある。「土台が安定する工法を導き出すことはもちろん、作業中に巻き上げる泥が生物や地形に与える影響も予測しなければならない」。
 「海の中はわからないことがまだ多い。陸での作業以上に環境保全を意識する」と同学科4年生の三岡さんは話す。「資源採掘と環境保全を両立するのは難題だが魅力的だ」と同学科の興井さん。21年3月には初の卒業生を送りだし、今後の活躍が期待される。
インプリケーション 海洋開発と海洋環境保全は未開発な領域が多く、今後への期待大だ。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集 「Analysis]】 製造業のデジタル化 (下) 気づきと共感が 価値の源泉
概要

ポイント
・現場の隠れたニーズに気づく努力が必要
・技術と人をつなぐ人材がますます重要に
・無形資産を組みアw背手競争優位に立つ


 デジタル化の基点は現場での気づきである。答えはに日々の仕事や暮らしの中にある。
 英国のフィンテックベンチャーでタンデムという企業が「銀行の窓口サービスを考えるために」作成した面白いビデオがある。パブが銀行の窓口のようなサービスをしたら、どうなるのか。ビールを注文しようとすると「番号札をおとりください」と言われる。自分の番号がきてカウンターに行くと「担当者を呼んできます」と言われ、待ち時間にアンケートの記入を求められ、支払時にビール代に加えて手数料までとられるというものだ。
 パブも銀行も同じサービス業であるのに、やり方が全く異なる。当たり前だが、日常の中でその違いに気づくことはない。
 米カグルは、機械学習に関する賞金つきコンペの情報サイトを運用している。企業や政府が出した課題に対して、全世界のデータサイエンティストが腕を競い合うための情報だ。
 コンペ情報を集めた単なるポータルサイトだが、2017年にグーグルが買収した。サービスを介して全世界の優秀なデータサイエンティストの情報が集まってくることに価値をみいだしたのだ。これも、言われてみるまで気づかない。
 経営学者のピーター・ドラッカーのことばに「イノベーションに対する最高の賛辞は『なぜ思いつかなかったのか』である」というものがある。もちろん、かくれたニーズにきづくことは容易ではない。容易ではないと認識しながら、現場を深く見直し、デジタル化すべきプロセスに気づく努力をつづけるしかない。
 すくなくとも、「プロダクトアウト」となってはいけない。身近なところにデジタルが有効な場はたくさんある。現場が基点となるという認識で、「気づく」現場をつくりあげている作業が欠かせない。
 気づく確率をあげる方法の一つが多様性だ。
 デジタル化に抵抗感のある人はまだまだ多い。現場であればなおさらだ。デジタルを導入することで働き方も変わるため、不安が先に立つこともある。そのような人々に共感し、一緒になって現場での気づきを見出していくことのできる人材がデジタルの肝となる。
 必ずしもテクノロジーに精通している必要はない。「デジタル人材ということばが想起させるプログラミングができる人材、深層学習を深く理解している人材はここではいらない。人工知能(AI)は分類するための技術、5Gは高速・大容量で低遅延な通信を実現する技術、IOTはものをインターネットにつなぐための技術、といった認識で十分だ。

 「つなぐ」人材は、これからのデジタル時代においてますます重要になる。デジタル時代ならではの特徴として、関わる人やモノが増大するためだ。人に限らずものも常時接続状態になり、デジタルが第一次産業から第3次産業まですべての産業領域をつないているためだ。たとえば、サプライチェーンでは、製造、在庫管理、配送、販売、消費などすべてに目配りしていかなければならない。
 工場では、全体の仕掛け品の流れ、全設備の稼働状況、サプライヤーや取引先も含めた広域での最適化が必要となる。全ての関係者をつないで全体最適をはかっていくことを忘れてはいけない。これは、1980年代に話題になった業務プロセス改革(BPR)の考え方に近い。
 関わる人・モノすべてがウィンウィンとあなる持続可能なエコシステムこそが、事業や研究開発の成功につながる。そのためには、関わる人やモノすべてに共感し、繋いで巻き込む力が重要になる。
 企業価値の源泉が無形資産に代わりつつある中、世の中に偏在する無形資産を目利きし、上手に組み合わせて恩恵を得ることが競争優位にたつためには欠かせない。いまは後戻りすることなく、デジタルシフトを加速し、社会や産業や経済の仕組みそのものの再定義を進めていかなければならいない。コロナ下で得られた「気づき」を大切にしながら、デジタルの土俵に上がり、将来を深く洞察し、新しい社会や事業の構築につなげていくことが大切だ。

インプリケーション デジタル化の本質をついた論説だと思われます。

 

報道タイトル 2/2 朝 【特集 「映える浮世絵」】 太田記念美術主席学芸員 日野原 健司 渓斎英泉「北国八景之内 うらたんぽ暮雪 玉屋内白玉」
概要 短冊を手に取りながら、和歌を詠もうと思案している白玉という花魁。北国とは江戸の町の北側にあった吉原遊郭のこと。周りは田んぼに囲まれており、しんしんと雪が降り注いでいる。この作品の「映える」ポイントは、藍色だけで刷られているところ。このころ、海外から輸入されたプルシアンブル―、通称「ベロ」という絵具が安価で流通するようになった。今までの青い絵の具にはない透明感のある美しさに惹かれた渓斎英泉は、藍一色だけで摺る「藍摺絵」を生み出した。興味深いのは、すでに刊行した浮世絵の版木を再利用し、愛摺絵にし立直した作例が多い点だ。この作品も、元は8年ほど前、尾張屋の長登という別の花魁をえがいた浮世絵であった。赤や緑、黄といった鮮やかな色彩を捨て、青のモノトーンに変更したのである。それだけ「ベロ」が、新しい感覚の「映える」色彩として、当時の人々の心をつかんでいたのである。
 見逃したくないのが、花魁の唇。ここだけが紅色で摺られている。画面全体を藍色を一層「映える」ように見せる為、この紅色がアクセントカラーとなっているのだ。
インプリケーション なるほど、挿絵のコピーを見ても、艶っぽい花魁の雰囲気がよく出てますね。

 

報道タイトル 2/2 夕 【特集「勝ち続けるために」(剣道家宮崎 正祐)】  「弟に先越される。 挑戦者貫き連覇」 
概要

 高校を卒業して神奈川県警に入りました。警察学校を卒業するとすぐに術科特別訓練員(特連員)となりました。特練とは、剣道などの武道を通じて警察官を鍛える指導者の養成機関のことです。原則として1年の大半は専用の道場で稽古し、事実上、剣道するのが仕事となります。
 進学を考えていましたが、「お金を払って大学で剣道するより、給料をもらってやったほうがいいだろう」「全日本選手権を狙わせてやる」。こう口説かれました。「優勝させてやる」とは言われませんでしたが、選手権出場を夢見ていた高3の少年にはわかり易い言葉でした。弟がいたので、家計のためにもいち早く社会に出たいとの思いもありました。
 剣道の特練員に指定されるのは20人くらいです。新しい人材が入ってくればその分、弱い人からはじきだされます。
 今思えば大変おこがましいですが、自分が戦力外になることは全く考えずに警察にはいりました。すぐにレギュラーになりましたが、先輩には歯が立ちません。でもここで続ければ強くなるという手応えを感じました。
 全日本選手権出場は夢から目標に変わりました。でも、資格制限(六段以上)があり、出場できませんでした。全国警察選手権で準優勝。世界大会の日本代表メンバーに選ばれ団体戦で優勝に貢献しましたが、個人タイトルはなく雌伏のときが続きました。
 弟の史裕が県警に入ってきました。3歳年下で中学、高校の成績は私よりずっと上です。2年目にはレギュラーになりました。私は兄として遠慮なく鍛え、1990年5月の全国警察選手権大会(個人戦)に2人して選ばれました。弟には優勝を目指せと葉っぱをかけました。
 揃って準決勝に進みましたが、弟は私に勝った相手を決勝で破り、優勝しました。試合前にはいろいろとアドバイスし、勝った時はこころから嬉しく思いました。
 しかし、しばらくすると悔しさがこみ上げてきました。わたしはタイトルを持っていないにのに、弟は警察チャンピオン。少しおおげさかもれませんが、私が逆に教えを乞うのが立場だろうと。自分は挑戦者だという意識を強くしました。
 27歳となった90年5月に六段試験に合格し、全日本選手権への出場権を得ました。警察選手権大会では弟に先を越されましたが、全日本選手権に向け決意を新たにできました。常勝神話はここから幕を開けます。
 ようやく予選に出場する権利を得てほっとしたのに、出場資格が五段に引き下げられました(95年に20歳以上なら出場可能へと改正)。私たちの世代はついていないと思いましたが、それまでの我慢を爆発させるエネルギーになりました。9月の県予選で勝ち、出場権を獲得すると、11月の本体会で優勝しました。弟は海外研修で大会に出場していません。直接対決が実現したのは、翌12 月の中合旛総理大臣杯の決勝でした。全日本選手権優勝者と警察チャンピオンの対決で、兄の面目を保ち優勝できました。91年5月の警察選手権では決勝で弟の2連覇を阻みました。

 守りに重点を置く剣風は変えないまま勝ち続ける宮崎さん。遂に全日本選手権初の2連覇を果たした。
 
 事前に自宅や道場でテレビカメラによる取材を受け、意識せざるを得ませんでした。当日は前年に初出場したときのように挑戦者の心持ちで臨みました。決勝まで進んでも連覇は頭の中にはありませんでした。
 
 結果は二本勝ちでした。守りを固める剣風の私が、一本はとった後もすぐ勝負に出たのは自分でも不思議です。何かが背中を押した感じです。自分でもわからないのだから、相手もなぜ打たれのかはわからなかったのではないかと思います。 

インプリケーション 宮崎さんの前回の記事の際に書きましたが、自分で道を切り開いてきた達人には共通する傾向があると思います。
今日の記事を読んでも、その思いが強くなりますね。「自分のスタイルを信念をもって構築する」傾向です。

 

報道タイトル 2/6 朝 【報道「チャートは語る」】 「インフラ とまらぬ高齢化」「トンネル4割寿命 修繕費膨張 年12兆円も」
概要

 全国で道路や橋などのインフラの老朽化が止まらない。

 羽田空港と都心を結ぶ首都高速道路の1号羽田線。1964年の東京五輪に合わせて整備されてから半世紀以上経ち海水による腐食も進む。首都高会社は1627億円を投じ品川区内の約1.9㎞の区間を2028年度までに作り直す。
  
 前田信弘社長は「道路機能を維持するには適切な管理と大規模更新・修繕を繰り返す必要がある。」と強調した。
 
 インフラは建設後50年が寿命とされる。国土交通省によると、全国の道路網は33年に全体の63%、水門など河川管理施設は62%、トンネルは42%がその目安に達する。実際に損傷も目立つ。
 
 とりわけ心配なのが自治体だ。総点検で対応が必要とされた橋梁のうち国の管理分は20年度末までに6割が修繕に着手した。市区町村分は3割にとどまり、中国地方の自治体の担当者は「次々に補修が必要な施設が出てくるのに予算も人でも足りない」と嘆く。

インプリケーション 計画的な修繕が行われず、放っておかれる状況にはうんざりします。過去の大事故の反省もないようで、悲しいです。
炭素繊維シートを活用した効率的な修繕方法もしっかりと検討していただきたいと思います。

 

報道タイトル 2/6 朝 【特集「Global EyeーNikkei Asia」】「アジア各国でコーヒー需要が拡大 「豆も飲み方も自国の流儀」
概要  アジアのコーヒー消費はこの5年間、1.5%成長した。国際コーヒー機関(ICO)によれば、欧州は0.5%、米国は1.2%成長にとどまり、近くアジアがコーヒー世界の中心となるという。消費の増加は、流行を何でもためしたがる中間層が増えたためと言われるが、地元で生産したコーヒーへの欲求も高まりつつある。
 
 アジア2位のコーヒー生産国インドネシアでは業界は勢いを得つつある。コーヒーチェーン店コピカリアンの共同創設者イマン・クスマプトラ氏は「コーヒー生産国から生まれた初の国際チェーンになりたい」と意気込む。同氏は6年前にオーストラリアで学位をとった後に帰国して、事業を始めた。
 同社のコーヒーはインドネシアの農園から調達したアラビカ種のみを使う。欧州のエスプレッソやカプチーノのように、エス・カピ・スス(ミルクとパーム糖を入れたアイスコーヒー)のような地元で人気のブランドもある。最近、西武のアチェ州から東部のパプア州までインドネシアの異なる地域で育つ8つの産地の豆をそれぞれ使用するコーヒーを提供する試みも始めた。以前はここでも高級品種は国内で消費されず、ほとんどが輸出に回されていた。しかし、地元産コーヒーの将来性が理解され始めた。インドネシアでも人気が出たのは、中間層が増え、若い都市生活者にカフェ文化の人気が高まったことと軌を一にしている。
 中国でも同じような流行が起きている。1990年代に米国のスターバックスや英国のコスタコーヒーなどが中国各地の都市で店を開き、若い消費者を引き付けたのが始まりだった。しかし今や、国内チェーンや道端の売店まで登場し、中国独自の珈琲文化をけん引している。2021年3月に経済ニュースの財経が伝えたところでは上海には独立したコーヒー店が6913店あり、世界一位だ。東京の3826店、ロンドンの3533店、ニューヨークの1591店をはるかに上回る。
 中国でも海外経験のある若いコーヒー愛好者が市場を引っ張った。伝統的には茶文化だがマナーコーヒー、瑞幸珈琲
(ラッキンコーヒー)など地元のチェーンが登場しテイクアウトでさらに流行になった。
 加えてシーソーコーヒーやメロワコーヒーなど都会人をターゲットにしたアルコール入りコーヒーのような、革新的な飲み物を提供する専門チェーンも登場している。
 中国の調査会社アイアイメディア・リサーチは21年11月、国内のコーヒー市場は年率27%で成長し21年の3817億元
(約7兆円)から25年には1兆元に達すると予測している。
 中国化を試みるこうした企業は対米摩擦が始まってから広がる愛国的傾向も反映している。
インプリケーション 中国の企業が愛国的傾向を利用しているとはいえ、アジアの珈琲文化は本当にテイク・オフしたようですね。

 

報道タイトル 2/7 朝 【特集(2030 Game Change)】 人知超えるAIー「天使」か「悪魔」か。 デジタルクローン「判断」担う
概要  2031年3月に公表された国連専門家パネルの報告書は、殺傷能力を持つトルコ製の自立型兵器が20年にリビアで使用された疑いを指摘した。
 「生殺与奪の判断を機会が担う未来は忌まわしい」(ニュージーランドのフィル・トワイフォード軍縮・軍備管理担当相)。国際社会でもAI兵器への批判は強い。
 懸念されるのはAIが人間の思考能力を奪ってしまう事態だ。「大学の授業で合格点を得るリポートを書いた」、「執筆したブログ記事がニュースサイトのランキングで首位を獲得した」。20年に米国で登場した言語AI「GPY-3」は、自然な文章を生成する反面依存すれば知的作業の放棄に繋がる。
 慶応大学の徳井直生准教授は「人間を楽にする方に追いやり、考える作業をやめさせかねない」と警鐘を促す。
 うまく生かせば今は存在しない薬や抗体を創り出せるとされ「生命科学を新たな次元に進める」(東京大学の森脇由隆助教授)。将棋や囲碁の世界では従来の常識とは異なるAIの繰り出す手が人間に気付きを与え、棋士らのレベル向上を助けた。経営やスポーツ、芸術など様々な分野で人間がAIを「先生」と見立てて学ぶ動きが広がる。経済成長をもたらすエンジンとしての潜在力も大きい。PWCによると、AIは労働生産性の改善などで30年の世界の国内総生産(GDP)を最大15.7兆ドル(約1800兆円)押し上げる。
 技術と人類は競争の連続だ。計算機は暗算力を衰えさせたが、物理や化学の水準は上がった。より高次の判断に関わる部分で、人にとって代わるAIは、共存のための知恵が欠かせない。天使にも悪魔にもなる革新をどう使いこなして前進するか。決めるのは私たちだ。
インプリケーション AIが進化すればするほど、人間の能力が低下してしまうリスクを指摘している。そのとおりなのだが、本来は人間自身も進化しつづけなけれならない。そのことを忘れずにいたいものだ。

 

報道タイトル 2/7 朝 【特集( Indside Out いまを解き明かす)】 家事不均衡、在宅で拡大の怪  
概要  家事・育児の負担は元々女性に偏る傾向があった。経済協力開発機構(OECD)がまとめたコロナ流行前のデータによると、家庭内の「無償労働」に割く時間は多くの国で女性の方が長い。日本が男性の5.5倍、韓国が4.4倍、と主にアジアが目立つだけでなく、米国(1.6倍) やフランス(1.7倍)も少なからぬ差がある。この傾向にコロナで拍車がかかった。
 日本でも内閣府の21年秋の調査で、家事・育児の時間が増えた割合は女性が44%で、男性の38%を上回った。妻がフルタイム勤務でも、妻の負担がコロナ下で6割に達するとの数字もある。
 なぜ不均衡が解消しないのか。恵泉女学園大学の大日向優美学長(発達心理学)は、「コロナ禍という非常時で多くの人が心身の余裕を失った」との見方を示す。役割分担を見直そうとしてもうまくいかない。衝突をさけようと妻の側が今まで以上に責任をしょい込む例が少なくない。
 社会構造的な課題も横たわる。立命館大学の筒井淳也教授(計量社会学)は「日本は家事労働者を家にいれるのが一般的でなく、家事が家庭で簡潔しがち」と指摘する。
 ドイツやフランスには家事サービスの利用料について、税優遇する仕組みがある。家庭の負担を社会で支援するという政策的メッセージだ。
 時代にそぐわない仕組みが、性別の役割分担意識を助長している面もある。配偶者が社会保険に加入していれば、自身の年収130万円を超えない限り、年金・医療・介護保険料の支払いが免除される第3号被保険者制度が一例だ。男性が外で長く働き、女性が家庭で支えるという古くからの構図がなかなか変わらない。
 22年度には、男性が子の生後8週間以内に最大4週間の育休をとれるなど、柔軟性を高めた改正育児・介護休業法が施行される。国連児童基金(ユニセフ)によると、日本は男性が注入保証付きで休める長さはOECD加盟国など41ヵ国で首位だ。こうした制度を利用する側の企業や個人の意識改革も鍵になる。
インプリケーション 女性活躍促進の議論でもよく出てくる論点ですね。社会のステレオタイプをそろそろ卒業しなくてはならないですね。男性諸君、がんばりましょう!!!

 

報道タイトル 2/8 朝 【特集(アジア、技術革新の集積地)】 基調対話 
「新興テック企業、世界の先導役に」 アーメド・マザリ氏(マイクロソフトアジア社長)
概要
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報道タイトル 2/8 朝 【特集(Future of education) 須田礼仁氏(東京大大学院情報理工学系研究科長)】
国立大入試に新教科「情報」   大学教育高度化の契機に
概要
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